里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2016年04月

この間からの続きで、先週、沖縄に行ったときに撮った写真を紹介します。これまで花とチョウを紹介したので、今回はその他の昆虫と鳥です。

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まずはトンボです。沖縄市知花にある東南植物楽園の中で見たトンボです。東南植物楽園は植物園と水上楽園に分かれています。かなり広いので、園内を小さなカートで回るトラムツアーを申し込んで水上楽園を案内してもらいました。説明していただいた植物も面白かったのですが、途中、見つけたチョウやトンボが気になって、終わってからまた同じコースを歩いてみました。このトンボは思いやりの湖と名付けられた池で見つけました。見たときはてっきりショウジョウトンボだろうと思ったのですが、沖縄だから変わったトンボかもしれないと思って、一応、撮っておきました。家に帰ってから調べると、どうやらベニトンボというトンボの♂だったようです。

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こんなトンボも何回か見かけたのですが、こちらは見たことないなと思って撮りました。どうやらこれがベニトンボ♀だったようです。やはり撮っておいてよかった。

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そういう意味ではこのトンボもシオカラトンボかなと思って撮ったら、実は、ハラボソトンボだったみたいです。沖縄ではとにかく何でも撮っておかないといけないですね。

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イトトンボは植物園の方にいました。イトトンボはみな似ているのでよくは分かりませんが、図鑑と見比べるとムスジイトトンボみたいです。

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大量に飛んでいたのはこのウスバキトンボでした。4月ごろに沖縄で飛んでいるのですね。これが北上して、関西だと6月終わりごろから見られるようになるわけです。沖縄のあちこちを移動したのですが、トンボはこの植物園だけ。やはりチョウとトンボを見るには植物園に限りますね。

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次はバッタです。これも東南植物楽園の植物園にいました。スイレンの葉の上に何匹も止まっていました。調べてみると、オキナワイナゴモドキという種のようです。

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この大きなバッタは古宇利島にいました。たぶん、以前、奄美でも見たタイワンツチイナゴだと思います。

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沖縄ではクマバチも変わっています。胸が黄色くありません。これも調べてみると、オキナワクマバチというようです。

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こちらはセグロアシナガバチかなと思ったのですが、沖縄には亜種もいるみたいでちょっとはっきりしません。

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これは古宇利島の海岸で見たものです。いつもの接写用のカメラを持って行かなかったので、デジカメを接近させて撮りました。うまく撮れるかなぁと思ったのですが、まぁまぁでした。でも、種類はサルハムシの仲間だろうなというところまでです。

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これは最終日に出発しようと思ってふとサイドミラーを見て見つけたものです。調べると、どうやらタイワンハムシという外来種のようです。

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鳥は古宇利島で撮ったものがちょっとあるだけです。これはミサゴ。

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そしてイソヒヨドリ。

古宇利島の展望台近くでうるさく鳴きながら上に登ったり、また、下に降りたりする鳥がいました。これがセッカなんだろうなと思って何とか撮ろうと試みたのですが、飛び方が速いので、なかなか視野に入ってきません。

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やっと撮れたのがこんな写真でした。

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連写で何枚も撮ったらこんな写真も入っていました。滑空したり、下に降りるときは羽を閉じて飛ぶみたいですね。

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しばらく粘っていたら、やっと一瞬だけ枝に止まってくれました。

観光の合間合間に撮った写真だけだったのですが、結構、収穫がありました。

先週の中頃、沖縄に行ってきました。その時に見た動植物の写真を紹介します。一昨日は花を紹介したので、今日はチョウです。ただ、撮影が目的でなくて観光が目的だったので、それほど粘れなくてあまりいい写真はなかったのですけど・・・。撮影場所は恩納村、名護市、今帰仁村あたりで、沖縄の中北部になります。

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シジミチョウは数多くいたのですが、頑張って撮ってみるとすべてウラナミシジミでした。関西でウラナミというと晩夏から秋を代表するチョウなのですが、沖縄では年何回か発生し、一年中いるようです。関西では飛翔が速くて、ほかのシジミとは一線を画する感じなのですが、沖縄ではヤマトシジミのように地面近くをちょこちょこ飛ぶ姿が見られました。

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古宇利島で見たジャコウアゲハです。ハイアワユキセンダングサに止まって吸蜜をしています。次から次へと花を変えては行くのですが、見ていた20分ほど間はこの場を離れませんでした。

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ジャコウアゲハを撮っていたらオオゴマダラがやってきました。こちらは一瞬だけ止まってそのまま飛び去ってしまいました。結構、飛翔は速いみたいです。

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ジャコウアゲハが出たついでにシロオビアゲハも出しておきます。これはネオパークオキナワ(名護自然動植物公園)で撮ったものです。あちこちで飛んでいたのですが、まったく止まってくれなくて写真は撮れませんでした。やっとハイアワユキセンダングサに止まってくれました。

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モンシロチョウは関西と変わりがない感じです。

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沖縄ではキチョウとキタキチョウの両方が分布することになっているので、これはどちらか分かりません。

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これはリュウキュウヒメジャノメだと思います。これもネオパークオキナワにいました。

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ツマグロヒョウモンは沖縄でもたくさんいるのですが、関西と比べるとやたら元気がよい感じです。ほとんど止まってくれません。やっと止まってくれたので撮れたというところです。イシガケチョウも結構いたのですが、こちらも止まってくれなくて写真がありません。

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最後は東南植物楽園で撮ったセセリチョウです。地味な感じのチョウなので、いい加減に撮ってしまいました。家に戻ってから調べると、今まで見たことのないセセリでした。後翅裏側に黒い点があるので、たぶん、クロボシセセリだと思います。沖縄では普通にいるようです。最近は分布を広げ九州南部まで進出しているようです。

沖縄に行ってきました。今回は観光目的で写真はあまり多くは撮らなかったのですが、それでも行く先々で時間を見つけては虫や花の写真を撮ってきました。今回は古宇利島という島に行ったときの写真です。古宇利島は名護の北にある周囲僅か8kmの小さな島です。隣の屋我地島との間は長さ2kmの長い古宇利大橋で結ばれています。

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これは古宇利島にある展望台からの写真です。長い橋が真っすぐ美しい海の上を通っています。

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海の水も透き通っていて大変綺麗です。

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そしてこれは屋我地島から見た古宇利島です。小さな島だということが分かりますね。それでも海が綺麗なことと何となく落ち着くので、一日中いててもよさそうな感じのするところでした。

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海岸に下りた時の写真です。

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砂浜と思いきや

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一面のサンゴでした。

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海岸にはいろいろなものが打ち上げられています。

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この網目のものは何だろう。

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海岸にはシマアザミが咲いていました。

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もとはこんな大きなアザミです。

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マメの花のような黄色の花も点々と咲いていました。調べてみると、ハマアズキというマメ科の植物でした。

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この奇妙な葉をもつつる植物は以前奄美でも見たグンバイヒルガオの葉のようです。

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5月20日ごろに奄美に行ったときにはこんな花が咲いていました。

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海岸からは奇妙な形をした展望台が見えています。

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展望台周辺にはこんな花が咲いていました。葉がクチナシに似た感じだったのですが、何だろうと思って調べてみると野生のクチナシでした。栽培品と比べて花が小さく、花弁が細長いみたいです。

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こんな変わった葉の植物もありました。花が咲いています。

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以前沖縄に行ったときに、「沖縄植物図鑑」というのを買っていたので調べてみると、どうやらパパイヤみたいです。背が低かったので、まさかと思ったのですが、花も似ているので間違いなさそうです。これは植えてあるのでしょうね。

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これも変わった葉の植物です。

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こんなに茂っています。これも図鑑で調べてみると、トウダイグサ科のオオバギというようです。常緑樹と書いてあるので木なのですね。

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これはたぶんノアサガオですね。東アジアからオーストラリアに分布する帰化植物です。

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周りにはハイアワユキセンダングサがいっぱいです。似た種にタチアワユキセンダングサがあるのですが、前者が3小葉、後者が5小葉ということから見分けられます。この花にはチョウがたくさん来ていました。それについては次回にします。

一週間ほど前になるのですが、北摂にある五月山で観察会が開かれたので、ちょっと覗いてみました。桜が綺麗だから麓を歩きましょうという、ちょっと行き当たりばったりの観察会だったのですが、今年はゆっくりと桜を見ていなかったのでちょうどよかったかもしれません。写真はほとんど撮らなかったのですが、その時に撮った写真を出しておきます。

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出発点は五月山の麓にある緑のセンターだったのですが、観察会が始まる前に撮ったものです。桜の花にはメジロがよく来ていますね。

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これはクロモジだそうです。若葉の下に花が咲いています。この若葉をお茶にするのだという説明がありました。

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これはカリンの花。綺麗に咲いていますね。

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そしてシロバナタンポポ。探してみると、意外にたくさん咲いていました。

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途中にあった草原にはクロハネシロヒゲナガがたくさん飛んでいたのですが、なかなか止まらなくて写真はありません。そのすぐ近くのヤエムグラ(?)に変わった虫が来ていました。翅の形からたぶんケバエかその周辺かなと思ったのですが、家に戻ってから調べてみると、メスアカケバエ♀のようでした。葉っぱの間を縫うように動き回り、ちっとも止まりません。草原の中ではちょっと異質な感じがしました。

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最後は池田城跡で見たアミガサタケです。これが食用だといっても食べるのはちょっと勇気がいりますね。

こうやって写真を整理してみると、桜をまったく撮っていませんでした。桜を見に行ったのに・・・。

4月6日に行った六甲高山植物園の写真整理がやっと終わりました。今回は最終回で虫と木の花です。4月初めなのでさすがに虫は少なかったのですが、植物園だけに花に止まっているとちょっと贅沢な感じです。

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これはキクザキイチゲにいたルリマルノミハムシです。花の淡い色がいいですね。

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そして、これはアマナに止まるビロードツリアブです。

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チョウは少なかったですね。このキタテハぐらい。

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ハチはいっぱいいるのですが、なかなか落ち着いて止まってくれないので写すのは大変です。やっと止まってくれたので、翅にピントを合わせて撮ってみました。この翅脈からヒメハナバチ科らしいことが分かります。近くで土の中にもぐっているハチもいました。

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このハエトリは初めてでした。たぶん、ヤマジハエトリではないかと思います。

虫はこんなところで、後は木の花です。

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これはエゾムラサキツツジ。

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それからアカヤシオ。

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トサミズキはあちこちで咲いていました。

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なんだか分からず写したのですが、家族に聞くとシャクナゲのつぼみのようです。

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六甲の山にはこんな白い花が点々と咲いていました。桜の花にしては白いし・・・。清水孝之、「神戸・六甲山の樹木ハンドブック」(ほおずき書籍、2012)という本が売店で売られていたので買ってみました。たぶん、タムシバでしょうね。植物園でも咲いていたみたいですが、気が付かなった・・・。

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