里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2015年08月

いつものように家の周りの虫を写しに散歩に出かけました。この日は主に川の土手を歩いてみました。歩くそばからバッタがピョンピョン飛びはねます。いったいどんなバッタがいるのかなと思って写してみました。

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緑色のものと茶色のものがいますが、ともにトノサマバッタみたいです。これが一番多かったです。

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次に多かったのはクルマバッタモドキでした。

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これはちょっと緑がかった個体と、

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もっと緑色の強い個体がいましたが、皆、同じ種類でしょうね。

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後はショウリョウバッタです。これは♂の方で、小さい時はキチキチバッタと呼んでいました。この他は意外にいませんでした。

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小さいところではこんなヒシバッタがいましたが、名前は分かりません。

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バッタの他ではハチが多かったです。これはセグロアシナガバチ。

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それに、腹の先端が黒いので、ヒメスズメバチかな。

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それから、ヒメハラナガツチバチ。

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チョウは少なかったですね。これはあちこち咲いているキバナコスモスに止まるイチモンジセセリ。

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それにベニシジミ。

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それからホシミスジでした。

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用水路沿いにはやはりハグロトンボがいました。

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タカサゴユリはもうそろそろ終わりです。

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道端にはタマスダレの花が綺麗に咲いていました。これはヒガンバナ科なんですね。

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でも、家の近くまで戻ってきたら道の上にこんな毛虫がいっぱいいます。たぶん、ヒメクロイラガの幼虫ですね。これに刺されると大変です。上から落ちてきたら大変と慌てて帰ってきました。

兵庫県川西市北部の黒川を歩いた時に見た花を紹介します。黒川は日本一の里山と呼ばれていて自然豊かな山里です。いつも虫を中心に写していたのですが、折角だから、植物も調べてみようと思って身近な花も写してきました。先日、トンボ池周辺の花は紹介したので、それ以外の場所で見た花です。

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まず、旧黒川小学校の校庭で見た花です。これはタカサブロウです。

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それにたぶん、トウバナ。

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これはオッタチカタバミの方かな。

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それにイヌホオズキ。

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クグガヤツリ。

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ヒメクグ。

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小さい花なのですが、これは何でしょう。横にこの間載せたオオクロトビカスミカメがいます。このカメムシの体長が2mm程度なのでだいたい大きさは分かります。今度もう一度見てこないといけませんね。

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次に校庭から川に沿って一庫ダム方向に向かって歩いてみました。道端にあったのはこのオオニシキソウでした。北米原産の外来種です。

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それからセンニンソウ。

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ヤブマオ。

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ヤマノイモの雌花です。

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これは何だろう。アオツヅラフジかなぁ。

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それにヤブガラシ。

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ヒヨドリバナ。

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それにヒルガオです。

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向かい側の崖にはタカサゴユリが点々と咲いていました。でも遠いので、これは帰りに道端で撮ったものです。

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これは何だか分かりませんでした。家で調べてみて、タラノキかなぁというところです。

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これも現地ではよく分かりませんでした。カエデのような種ができています。調べてみると、ウリカエデかなと思ったのですが、よく分かりません。もう一度見てきます。

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ハッカにもいろいろあって・・・。

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ヘクソカズラ。

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キンミズヒキ。

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アキノタムラソウ。

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またセンニンソウ。

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これは何だろう。

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後は民家の間の道を歩いたときに見た花です。これはクサギです。これにホシホウジャクが来ていました。

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用水池の脇にはミソハギがいっぱい咲いていました。

もう一度、復習を兼ねて歩いてみないといけませんね。分からない花がいくつかありました。

一昨日に兵庫県川西市北部の黒川を歩き回った時に見た虫たちです。トンボ池周辺の虫は先ほど出したので、他の場所で見た虫です。

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この日の出発点は黒川公民館で、昔の小学校の跡を使った小さな公民館です。その運動場にこんな虫がいました。小さなカメムシですが、「日本原色カメムシ図鑑」で探してみると、オオクロトビカスミカメという種が似ています。

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そのすぐ近くではセセリチョウがいました。たぶん、オオチャバネセセリだと思うのですが、道にある白いものの上で何か吸っているようすです。

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そのうち、腹の先端を白いものになすりつけ始めました。何をしているのでしょう。口吻をそちらに伸ばしているので、腹から何か出してそれを吸っているのでしょうか。

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チョウはそんなに多くは見ませんでした。これはヒメウラナミジャノメです。

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それにヒメジャノメ。

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そして、ヤマトシジミですが、翅の先端が一様に破れています。

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台風の後だからか道のあちこちに水が流れていたのですが、そんな僅かな水にもシオカラトンボがやってきていました。

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オオシオカラトンボもいたのですが、黒川ではシオカラトンボの方が圧倒的に多いですね。私の家の近くではむしろオオシオカラトンボの方が多い感じです。

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マユタテアカネもぽつぽついました。

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それに用水池にはモノサシトンボ。

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イボバッタ、

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それにクマバチ。お馴染みの虫たちです。

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ホシホウジャクがクサギの花の蜜を吸いにやって来ていました。

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これはチャンスだと思って撮影しました。シャッター速度1/250秒だと、翅はまったく止まりませんね。

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最後は小さなアマガエルです。子供の頃、田んぼに行って小さなアマガエルを捕まえたことを思い出しました。

黒川は兵庫県川西市の北部にあり、素晴らしい里山が残っている地域です。ここを時々歩いているのですが、暑さの和らいだ一昨日も午前中に歩いてみました。この地域には昨年辺りからトンボ池が作られています。休耕田を利用した狭いところで、まだ、トンボの数は多くないのですが、水生植物が増えてきて、虫にも人にもちょっと嬉しい休息の空間になっています。

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トンボ池はこんな感じのところです。池といっても休耕田に水を引き入れただけなので、ちょっとした湿地のような感じのするところです。でも、青々とした草で覆われ、気持ち良い場所になってきました。

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トンボはシオカラトンボが圧倒的に多くて、それに、

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ショウジョウトンボがいたり、

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オオシオカラトンボがいました。この日はちょっと粘ってみようと思って、しばらく池の端で見ていると、そのうち、ギンヤンマがやってきました。

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ときどき、草むらに入ってはじっとしているので、近づいてみると産卵をしていました。

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こんなに深くまで体を入れて産卵するのですね。

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近くにはマユタテアカネもいました。

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それにモンシロチョウや

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ヤマトシジミ。

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それとイナゴです。下の写真はイナゴの幼虫でしょうか。

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トンボ池の入り口にはミゾカクシが咲いていました。

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ちょっと大きくしてみました。変わった花ですね。

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池の中には白い花が点々と咲いていました。オモダカでしょうか。

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それにコナギかな。

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ボントクタデ?。

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それにセリかな。

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帰り際に池の横を見ると、オニヤンマがいました。だいぶ接近したのですが、意外に逃げません。

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でも、行く途中の道の横にはスズメバチの巣もありました。コガタスズメバチでしょうね。

松尾湿原に続いて、同じ宝塚市にある丸山湿原にも足を伸ばしてみました。ここは湿原と歩道との距離が遠いので、たぶん、ほとんど見えないだろうなと思いながら、西谷の森公園の第2駐車場に車を置いて、ゆっくりと歩きながら写真を撮りました。

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舗装された道を歩いていると、途中でコムラサキが止まっていました。近づくとすぐに飛び立つのでじっとしていたら、すぐ足元まで来て止まってくれました。だから、こんな角度からの写真になっています。でも、この角度だと「紫」は見えませんね。

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途中にはワレモコウがあったり、

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キンミズヒキが咲いていたり、

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ヤマノイモの雄花が咲いていたり、そこそこ楽しめました。

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丸山湿原は宝塚市の天然記念物に指定されているのですが、その入口からは山道になって全体に薄暗くなります。これはオトギリソウだと思います。

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そんな薄暗い中にヒメアカネが何匹か止まっていました。

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サトキマダラヒカゲもたくさんいました。

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こちらはガンクビソウみたいです。

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湿原の入り口にはミズギボウシがありました。

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松尾湿原と同じようにコマツカサススキもありました。

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そして、トンボはやはりヒメアカネ。

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キンモンガもいました。

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湿原はこんな感じです。小さな花が咲いているのは、

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たぶん、ホザキノミミカキグサみたいです。私のコンデジのズーム最大でこの程度。やはり距離が離れています。でも、よく見ると下側にハッチョウトンボらしい姿も写っています。湿原の面積が広いので、サギソウは全部で150-200株はあるかなと思われましたが、とにかく遠いので撮影は諦めました。

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でも、湿原の入口には別の小さな湿原があり、その中を歩くことのできる木の桟橋が作られています。そちらに行くと桟橋近くに2株咲いていました。近いのでようやく写せました。

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近くにオオシオカラトンボもいました。

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帰りは虫を探しながら歩きました。これは大型のハムシで、キベリハムシです。

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それに、ツマグロバッタ。

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イチモンジチョウ。

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オオトビサシガメの5齢幼虫かな。

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そして、翅の先が黒いので、たぶん、リスアカネでしょう。

湿地植物は駄目だったのですが、虫は結構いました。丸山湿原の入り口には数台止めることのできる小さな駐車場もあるのですが、ここは西谷の森公園から湿原まで歩く方が楽しいですね。

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