里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2015年07月

一昨日、家の周辺の環境の写真を撮る必要があって、川や山道の辺り、それにため池周辺に行きました。この日は景色が主だったので、あまり虫の写真は撮らなかったのですが、それでもいろいろなトンボを見かけました。

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まずは、ミヤマアカネ。真っ赤になる季節よりも、かえって今頃の方が清楚な感じがしていいですね。

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山道に入るとヤブミョウガの花が目に入りました。こんなところに咲いていたかなぁと思わず思ってしまいました。

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ちょっと未成熟なオオシオカラトンボや

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成熟したものもいましたが、とにかくオオシオカラトンボばかりで、シオカラトンボの姿をまったく見かけません。

ため池に着きました。

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こんな感じの池です。いかにもトンボがいそうでしょう。その通りで、この日はとにかくチョウトンボがいっぱいいました。

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全部で十数匹くらいかな。とにかくうじゃうじゃ飛んでいます。見ていると一瞬連結するのですが、10秒もしないうちに離れ、♀はすぐに産卵に移ります。それも10秒ほどしか続かず、また、何事もなかったように飛び回ったり、止まったりしています。こんなことが時々繰り返されていました。この間、ハッチョウトンボで同じような風景を見てきたばかりだったのですが、その時は分単位で同じようなことが繰り返されていたのですが、チョウトンボの方がはるかにせわしないです。そういえば、ハッチョウもチョウもともにチョウという名前がついていました。連結の瞬間やら、産卵しているときの写真を撮ろうと待ち構えていたのですが、なかなか連結してくれないのと、連結しても一瞬なので、結局、撮ることができませんでした。

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池にはその他、ショウジョウトンボがいました。

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それにキイトトンボ。

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チョウトンボもこのくらいゆったりと行動してくれるとよいのですけどね~。

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クロイトトンボはちょっとだけいました。

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その他、ヤハズハエトリや

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ツマグロバッタがいました。

帰ろうと思って、来た道をちらっと見ると、

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耳の長い、ひょっとしてキツネ?

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でも、普通のネコでした。

この間に引き続いて、またまた、松尾湿原に行ってしまいました。松尾湿原は宝塚市立宝塚自然の家の敷地内にある小さな湿原です。でも、ここにはハッチョウトンボが飛び回り、モウセンゴケの花が咲き、まるで地上の楽園のようなところです。先日、ハッチョウトンボが産卵しているところに出会い、その光景を是非とも撮りたいと思って頑張ったのですが、なかなか難しいですね。それでもう一度挑戦に行きました。

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いつものように湿原に行く道で咲いていたノギランです。地味な花ですが、こうやって拡大して見ると、結構、華やかな花に見えます。

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湿原にはモウセンゴケの花もちらほら咲いていました。

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その根元を見ると、まさしくモウセンゴケですね。

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さて、湿原にはハッチョウトンボがいっぱい飛んでいました。一部、草刈りをしたようでしたが、構わず飛び回っていました。

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じっと見ていたら、交尾をしているところが見つかりました。でも、これはほんの数十秒ほどのことですぐに離れてしまいます。

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離れた後、♀は近くに止まります。

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こんなにしっぽを上げて・・・。

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そのすぐ近くには♂が何となく見張っています。やがて産卵を始めました。

産卵はホバリングをしながら、ほんの一瞬だけ腹の先を水の中に入れるので、その瞬間はなかなかうまく撮影できません。

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何度撮ってもこんなホバリングをしている姿ばかり。

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やっと撮れたのがこんな感じでした。まだまだ、はっきりしません。これでも連写で300枚近く撮ったのですけど・・・。この日は、結局、ハッチョウトンボばかり撮ってきました。

先ほどの続きで、宝塚市にある松尾湿原周辺を歩いたときに見た虫です。

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まずはじめはこんなバッタです。脚のところが緑や赤や水色などに色づき、大変綺麗です。図鑑で調べると、フキバッタの仲間であることが分かりました。♂で腹部末端の構造も見えるので、何とか種まで分かるかなと思ったのですが、似た種が多くてどうもはっきりしません。

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こちらはアオメアブ。目がやはり綺麗ですね。

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地面を見ると、ジガバチでしょうか。大きな毛虫を抱えて歩いていました。

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湿原の近くにはコミスジが止まっていました。

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それにコチャバネセセリも。でも、全般的にチョウは少なかったですね。

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トンボではハッチョウトンボの他に、コオニヤンマがいました。

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それにオオシオカラトンボ。

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オオシオカラトンボの♀はちょっとした水たまりで産卵をしていました。

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近くの田圃ではハラビロトンボもいました。

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田んぼの周囲にはった杭の上ではホオジロが鳴いていました。それにしても大きな口を開けていますね。

後はちょっと気持ち悪いものたちですが、

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これはナガコガネグモの幼体のようです。クモの巣には毛虫がひっかかっています。

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湿原を横切ったこの気持ち悪い毛虫。調べてみると、ヤマダカレハという蛾の幼虫みたいです。暑い日だったのですが、探すといろいろな虫がいますね。

この間の日曜日に宝塚市にある松尾湿原に行ってきました。天気は良かったのですが、気温が35度近くもある真夏日でした。その時に見た花は昨日紹介したので、今日は本命のハッチョウトンボをアップします。

松尾湿原とその周辺にはこれまで5月と6月に合わせて3回行ってきました。だから、これが4回めになります。初めて行った時にはあまり期待しなかったのですが、ハッチョウトンボを見つけてびっくり。それからはまだいるかな、まだいるかなと心配になって何度も足を運ぶことになりました。この日もその後どうなったのかなと気になって行ってみました。

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行ってみると赤い♂が飛び回っています。ほっと一安心です。大きさは2cmくらい。飛んでいると、ハチか何かが飛び回っているような感じです。

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未成熟な♂もいました。さて、♀はいないかなと思って探してみたのですが、実は、♀は大活躍中でした。

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こんな風にちょっと止まってはすぐに産卵をします。でも、産卵は長続きせずに2-3分続くとまたすぐに止まります。その周りで♂が心配そうに見ています。何とか産卵しているところを撮れないかなと頑張ってみたのですが、意外に素早く動くのでなかなか撮れません。

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撮れるのはいつも飛んでいる姿ばかり。

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産卵は一瞬なので、撮れてもこんなはっきりしない写真ばかりでした。今度また撮りに行こうと思っています。

ところで産卵していると、必ず別の♂がやってきて捕まえてしまいます。

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そして、止まったところを撮るといつも♀がこんな風にぶら下がった状態です。受精はいつしているのかなと思うと、どうやら飛んでいるときのようです。

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これはちょっとその気配が残っている写真です。こうして連結しているのはわずかに1-2分。すぐに連結をはずすと、♀は近くに止まって一息入れてから産卵に移ります。そして、2-3分産卵するとすぐに近くで休みます。それから、また産卵を始めると、今度は別の♂が来て・・・。こんなことをずっと繰り返していました。体が小さいからか何をするにしても動作が速くて、何かせわしない感じでした。

3日前に、また宝塚市の松尾湿原とその周辺に行ってみました。これが今年になって4回目です。ハッチョウトンボがどうなったのか気になったのと、湿原に行く道にあったツボミが何なのか気になったからです。天気が良かったのですが、その分、気温も急上昇。大変暑い一日でした。

そのときに気がついた花を紹介します。

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湿原に行く道にあったツボミはこの花でした。これはたぶん、ノギランですね。地味な花ですが、道々に咲いていました。

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すぐ横に小さな花も咲いていました。ちょっとヤブラン風の花なのですが、あんなに花茎が伸びていないので、たぶん、ヒメヤブランというのかもしれません。

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湿原の手前の広場にはネジバナが咲いていました。もう夏なのですね。

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湿原には小さな白い花が点々と咲いていました。近寄ってみると、モウセンゴケの花でした。

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こんな可愛い花でした。

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湿原にはカキランも咲いていました。

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でも、ササユリはもうこんな姿に。

周辺も散策してみました。

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ウツボグサの花はもう少なくなっていました。

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オカトラノオの花が咲き始めていました。

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これはコマツナギ。

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それにミヤコグサです。写真を見るまでクモの糸があるのは気が付きませんでした。

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キノコはきっと名前がわからないだろうなと思って調べていません。結構、いろいろな花が咲いていますね。

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