里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2015年04月

一昨日、家の近くの土手に行ってみました。いつもは石垣に出てくる虫達を見ているのですが、この日は土手に咲いている花にやってくる虫を狙ってみました。

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土手にはオヘビイチゴの花がいっぱい咲いています。そこにホソヒメヒラタアブがやってきています。

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この小さなハナアブは名前が分からなかったので採集してきました。調べてみると、キアシマメヒラタアブのようです。

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これはアシブトハナアブかな。

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ハチもやってきていました。これはカブラハバチの仲間ですね。

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これもハバチの仲間ですが、ちょっと名前は分かりません。

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これは採集してきて調べてみました。「大阪府のハバチ・キバチ類」という本があるのですが、この中に検索表があります。それを使って調べてみると、シリグロチュウレンジというハチだということが分かりました。

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オヘビイチゴの花にはこんなヒゲナガガも来ていました。クロハネシロヒゲナガですね。

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花の蜜を吸っているようです。ちょっと拡大してみますね。

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口吻を真っすぐに伸ばして蜜を吸っています。

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土手にはベニシジミもいました。

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一匹が別の個体を見つけて近づきました。近づかれた個体は翅をブルブルと震わせています。もう一匹はその様子を近くでじっと見ています。

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何か起きるかなと思ってじっと見ていたのですが、そのうち下にいる個体がぱっと飛んでいき、残った個体はその場でじっとしていました。

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種もこうやって近づいて撮ると、幾何学的な美しさがありますね。

家の周りの散策にも飽きてきたので、池田市にある五月山に登ってきました。いつもの南側からではなく、西側の中河原というところからです。この道は初めてだったのですが、谷筋を登っていく急な道が40分ほど続き、上に着いた時は足ががくがく。途中でシダの写真も撮るつもりだったのですが、暗いのと手が震えてほとんど駄目・・・。

それでも撮った写真を出しておきます。

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クマワラビの新鮮な葉が伸びていました。

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ベニシダも赤い葉が出ていました。これを見るとまさにベニシダですね。

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クサイチゴの花も咲いていました。

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シシガシラも新鮮な芽が出ていました。今頃はどのシダも綺麗ですね。このあたりまでは麓だったので、写真も綺麗に撮れたのですが・・・。

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これは何だったかな。詳しく調べる余裕もなくて・・・。

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上に着いたらウラジロがたくさん生えていました。これは一年ずつ段になって積み重なっていくのですが、今年の新しい芽が出ていました。

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切れ株にあったものです。何でしょうね。ヒトクチタケでしょうか。

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頂上からは南側に降りて行きました。途中、鳥が何匹か芽を摘まみに来ていました。よく見ると、ニューナイスズメです。この辺で見るのは初めてですね。

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でも、木の枝が邪魔してなかなかうまく写りませんでした。残念!

4日前の散策の際に撮った写真です。あちこちに春が来ていますね。6日前に歩いた時には、チョウはモンシロチョウくらいしか見られなかったのですが、この日はいろいろ飛び回っていました。

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まずはヒメウラナミジャノメです。新鮮な感じですね。

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シジミチョウも飛び始めました。ベニシジミとヤマトシジミ。こういったチョウが飛ばないと春という感じがしませんね。

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もちろんモンシロチョウも飛び回っています。

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ハンミョウもいました。いつも土手の石垣で虫を見ていたのですが、こんな虫が出てきたらあちこち歩いても良さそうですね。

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クサソテツでこの茶色い葉は胞子葉ですね。

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もちろん芽(コゴミ)も出てきています。

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土手の斜面にはワラビもたくさん出ていました。

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用水路に長い蛇がいました。

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目の横に黒い筋があるので、アオダイショウですね。時々、舌をぺろっと出すので、それを写してみました。

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先が二つに分かれているのですね。

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帰りに土手を歩いていたら、カワセミが近くに止まりました。カメラを向けたら、気配を察したのかさっと逃げて行きました。だから撮れたのはこれ一枚だけ。でも、いろいろ見られてちょっと満足。

1週間ほど前に家の近くを歩いた時のものです。

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このときは八重桜が満開になっていました。春になると何故かうきうきしますね。いつもの川の土手を歩いてみました。

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河原にはクサソテツが出てきていました。

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コゴミがいっぱい出てきていました。いやぁ、春ですね。

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ホオジロもいました。

でも、蝶はまだモンシロチョウくらい。土手にあるいつもの石垣に行ってみました。この横にしゃがみこんで見ているといろいろな虫がでてきて飽きません。

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穴の中からアリグモの仲間が顔をだしてこちらを睨んでいます。

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こちらは別のところにいたヤサアリグモ。アリも多いのですが、クモが結構たくさんいます。

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これはシラホシコゲチャハエトリという小さな小さなクモです。このクモが何を捕まえるのか知りたくて見ていたのですが、うろうろするだけで何も捕まえられません。

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アオオビハエトリはトビムシみたいな虫に対峙するのですが、結局、やり過ごしてしまいました。

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そのアオオビハエトリ、大きな目でこちらを見ています。

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一方のトビムシみたいな虫は平然と通り過ぎていきます。

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そのトビムシみたいな虫はあちこちにいました。ちょっとずつ模様が違うのですが、同じ種でしょうね。

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これは甲虫のハネカクシの仲間で、たぶんホソフタホシメダカハネカクシというのだと思います。いつもいて、頑張って撮影しようと思うのですが、動き回るので、なかなかピントが合いません。

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これはヒメグモの仲間かな。

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これはヨコバイの幼虫かな。近寄って撮っていたら、ぴょんと跳んでどこかへ行ってしまいました。(追記:ネットで調べると、ツマグロオオヨコバイの幼虫かもしれません)

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ワラジムシがアリの近くに行きました。

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アリは完全に無視ですね。

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これはたぶんアムールシロヘリナガカメムシですね。

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これはハムシの仲間かな。

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そして、これはヨモギトビハムシあたりかな。

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帰りの道ではトゲナシケバエのカップルがいました。

いつものように川の土手にある小さな石垣に行ってみました。ここにはアリの巣があり、その近くをいろいろな虫が通ります。それを見るのが楽しみで散策に出かけています。

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今日見つけたのはこんな虫です。小さいのですが、石垣に土がついているところをちょこちょこ動き回っています。翅はないのですが、昆虫ですよね。図鑑で見たのですが、よく分かりません。でも、たぶんトビムシ目かなと思います。

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今日はアオオビハエトリがたくさんいました。近くで見ると綺麗ですね。

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でも、アリが近づくと途端に戦闘モードになります。このアリは近くまできたのですが、クモが近づいてきたので、下に落ちてしまいました。

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シラホシコゲチャハエトリもいました。

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小さなクモもいたのですが、名前は分かりません。

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それにヤサアリグモと

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アリグモです。アリグモもハエトリグモの仲間なので、こうやって見るとアリの巣近くはハエトリグモだらけなのですね。

石垣の観察が終わったので、川沿いを歩いてみました。

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川にはイソシギがいました。

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電柱のてっぺんではイソヒヨドリがいい声で鳴いていました。

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橋の下へイワツバメが出たり入ったりしていました。飛んでいる姿を撮ろうと、150枚ほど写したのですが、まあまあ見れるのはこの2枚だけ。速く飛ぶので撮影は難しいですね。

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帰りはハナニラに来たキタテハを見て、

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そして満開の桜を満喫しました。

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