一昨日、奈良に行ったついでに、春日山原始林に行ってみました。近鉄奈良駅で降り、春日大社を抜けて、春日山遊歩道の南側の入り口まで歩いたのですが、これが結構距離がありました。後で測ってみると、ここまでが実に2.4kmです。その後、遊歩道を歩いたのですが、時間の都合もあったので、この日は途中で引き返しました。それでも、全部で10km近く歩いたことになります。
春日大社では鳥もいたのですが、今日はシダ、シダと思って無視して歩きました。でも、ルリビタキがすぐ前に出てきて、思わず撮ってしまいました。
目の上の白い筋がやけにはっきりしています。今年は青いルリビを見ることが多いですね。
遊歩道は車も通れるようなよい道ですが、車の通行は禁止されています。春日山は全山が天然記念物に指定されていて、入り口からちょっと進んだところには交番もあって、ちょっと見張られているような感じ。シダ観察は葉裏や葉軸基部を見るので、人目が少し気になりました。
遊歩道に入ると、最近、雨が少ないせいか、山全体が乾燥して水気の少ない感じです。シダはないかなと思って歩いたら、早速、キジノオが出てきました。
キジノオシダとオオキジノオの区別が分からなかったので、とりあえず、いろいろな部分の写真を撮りました。家に戻ってから、「写真でわかるシダ図鑑」を見ると、葉先の方で、羽片が先端方向では軸に広く付き、基部方向には狭く付くのがキジノオシダ、逆に基部方向で広く付くのがオオキジノオと書いてありました。
拡大するとこんな感じで、基部方向に広くついています。従って、オオキジノオのようです。
川の対岸の崖にいっぱいついていました。多分、ヘラシダだろうなと思ったのですが、遠くてこれ以上大きくは撮れません。諦めていたら、数は少なかったのですが、道端にも生えていました。
裏をちょっとめくってみました。
ちゃんとソーラスがついていました。やはりヘラシダですね。
これはイヌシダでしょうね。道端にたくさん生えていました。
葉の表面には細かい毛がポツポツと生えています。
ソーラスは小羽片の先端につくのですね。
最後はこの大型のシダです。
道端にときどき見られました。
林の中には高さ1mほどの大きな株もありました。羽片を拡大してみます。
シダ全体の形が五角形になっていて、頂羽片が目立つので、たぶん、南方系のイノモトソウ科ナチシダでしょうね。だとすると初めて見ました。残念ながら、ソーラスはついていませんでした。常緑のようですが、いつ頃胞子が付くのでしょう。もう一度、見てみたいです。
春日大社では鳥もいたのですが、今日はシダ、シダと思って無視して歩きました。でも、ルリビタキがすぐ前に出てきて、思わず撮ってしまいました。

目の上の白い筋がやけにはっきりしています。今年は青いルリビを見ることが多いですね。
遊歩道は車も通れるようなよい道ですが、車の通行は禁止されています。春日山は全山が天然記念物に指定されていて、入り口からちょっと進んだところには交番もあって、ちょっと見張られているような感じ。シダ観察は葉裏や葉軸基部を見るので、人目が少し気になりました。
遊歩道に入ると、最近、雨が少ないせいか、山全体が乾燥して水気の少ない感じです。シダはないかなと思って歩いたら、早速、キジノオが出てきました。



キジノオシダとオオキジノオの区別が分からなかったので、とりあえず、いろいろな部分の写真を撮りました。家に戻ってから、「写真でわかるシダ図鑑」を見ると、葉先の方で、羽片が先端方向では軸に広く付き、基部方向には狭く付くのがキジノオシダ、逆に基部方向で広く付くのがオオキジノオと書いてありました。

拡大するとこんな感じで、基部方向に広くついています。従って、オオキジノオのようです。

川の対岸の崖にいっぱいついていました。多分、ヘラシダだろうなと思ったのですが、遠くてこれ以上大きくは撮れません。諦めていたら、数は少なかったのですが、道端にも生えていました。


裏をちょっとめくってみました。

ちゃんとソーラスがついていました。やはりヘラシダですね。


これはイヌシダでしょうね。道端にたくさん生えていました。

葉の表面には細かい毛がポツポツと生えています。

ソーラスは小羽片の先端につくのですね。

最後はこの大型のシダです。

道端にときどき見られました。

林の中には高さ1mほどの大きな株もありました。羽片を拡大してみます。


シダ全体の形が五角形になっていて、頂羽片が目立つので、たぶん、南方系のイノモトソウ科ナチシダでしょうね。だとすると初めて見ました。残念ながら、ソーラスはついていませんでした。常緑のようですが、いつ頃胞子が付くのでしょう。もう一度、見てみたいです。