里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2014年09月

前回の「蜂二題」を撮影した時に、一緒に撮ったものです。この間歩いた時は、鳥の姿が目についたのですが、この日はやや少なめ。だから、小さな虫を探して歩きました。

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歩き始めてすぐにキバナコスモスがいっぱい咲いているところがあります。こんなに綺麗なのに、意外に虫の姿はありません。よくよく見ると、小さなハムシがいました。

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ウリハムシです。前脚についた花粉を食べている様子です。ハムシは葉っぱだけでなく、花粉も食べるのですね。

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キバナコスモスにはモンキチョウも来ていました。

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しばらく歩くとクズが生い茂っているところがあります。ここにもあまり虫の姿がなかったのですが、試しに葉を裏返しにしてみると、こんなに虫がついていました。

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小さな虫ですが、拡大するとこんな感じです。

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更に拡大すると、こんな様子の虫でした。これはカメムシの仲間で、メダカナガカメムシという種類です。よく見ると、あちこちの葉についていました。

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川の土手に来ても虫の姿は見かけません。崖の上にはクロアゲハの姿が見えました。

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イチモンジセセリもいます。

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やっとハチの姿を見つけました。胸の赤いハチはハバチの仲間で、似た種も多いのですが、脚の色からイヌノフグリハバチではないかと思います。(追記:中胸背が黒いこと、脚が大部分黒いことから、イヌノフグリ、セグロ、カブラ、ニホンカブラのいずれとも違うような感じです。ちょっと保留にしておきます)

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虫が少ないので、植物もちょっと写してみました。地味な植物ですが、カヤツリグサです。名前はよくは分からないのですが、これはメリケンガヤツリかな。熱帯アメリカ原産の帰化植物だそうです。

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そして、これはアオガヤツリでしょうか。

そうこうしているうちに、いつもの石垣のところに来てしまいました。この横に座っていると小さな虫がいろいろと出てくるので、いつも楽しみにしています。

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この日、最初に出てきたのはこんなカメムシでした。これはヒメナガカメムシだと思います。普段は花にいるところをよく見るのですが、こんな土の上も歩いていました。

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それにヒシバッタも出てきました。こんな風に止まってじっとしています。ヒシバッタも種類が多いので、名前がなかなか分かりません。

後はいつものミヤマアカネ、マユタテアカネなどの赤トンボがいたくらいでした。だんだん寂しくなってきますね。

最近は晴れの日が続きますね。一昨日、そんな天気に釣られて家の周辺を歩いてみました。虫の姿はあまり見かけなかったのですが、それでもちょっと面白い光景に出会えました。

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川の土手を歩いていたら、1匹のハチが畑の境に張ってあるロープに止まりました。よく見ると毛虫を捕まえています。おそらく、オオフタオビドロバチだと思うのですが、巣に運ぶための毛虫を捕まえてきたようです。でも、毛虫も負けずに暴れ回ります。ハチはそんな毛虫を大顎でしっかりとくわえています。

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しかし、毛虫も必死です。なんとか逃れようと暴れています。

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針を挿したら、すぐに大人しくなるのかと思っていたのですが、5分ほど観察していてもなかなか決着がつきません。諦めて、その場を去りました。

しばらく歩いていると、今度は植木が植えてある畑で大きなハチがうろうろしています。

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こちらはオオモンツチバチ♀のようです。ネットで調べると、ツチバチの仲間は土の中にいるコガネムシ類の幼虫を探して卵を産むと書いてありました。このハチもうろうろして、時々土に頭を突っ込んでは、また、飛び回るということを繰り返しています。コガネムシを探しまわっているのでしょうか。

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そのうち、土の中に潜り始めました。半分ほど潜った時、

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今度は1匹の♂が飛んできました。♂は触角が長いのですぐに分かります。

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そして、潜っている♀の上に重なって、注意を引こうとします。でも、♀はじっとしていて相手にしません。

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しばらくして、♂も諦めて飛び去ってしまいました。

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♀の方は、やれやれ、うるさい奴がいなくなったという風に、また、土に潜り始め、とうとう翅を残してその姿が見えなくなってしまいました。

先週の日曜日、有馬温泉に行った時に綺麗な蛾がホテルの壁に止まっているのを見つけました。

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この蛾です。翅の白い模様が目立ち、残りは緑色に光っています。残念ながら、いつものカメラを持って行かなかったので、小さいデジカメで撮影しました。図鑑で調べてみると、アオアカガネヨトウとカラカネヨトウという似た種がいました。後翅は両者で違うのですが、前翅だけで見るとほとんど区別がつきません。図鑑には、カラカネヨトウの方が白い線が太く目立つ傾向があるとのことでこの写真の個体とよく似ていますが、分布は本州では和歌山県だけが載っています。結局、よく分かりません。

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ついでにホテルの庭にあったヤブツバキの実です。ヤブツバキというのは自生している種のことを指し、園芸種を含めて広くいうときには単にツバキというみたいです。

どこに行くにも、カメラを持っていかないといけませんね。何がいるか分からないので。

最近は天気の良い日も続いています。そんな天気につられて、昨日、家の周りを歩いてみました。これまで遠出ばかりしていたので、久しぶりの散策です。

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もうすっかり秋ですね。ヒガンバナがあちこちに咲いています。

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いつもの用水路に来てみると、突然、ヤンマが止まりました。よく見ると、腹が極端に細くなっているので、コシボソヤンマです。初めての撮影だったので、ちょっと興奮。でも、すぐに遠くに行ってしまいました。

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頭の上の木には鳥の群れが来ていました。これはエナガですね。腹が白いのが目立ちました。

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この群れにはコゲラも混じっていました。そろそろ鳥の季節になってきましたね。

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用水路にはハグロトンボがいっぱい飛んでいます。

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オオシオカラトンボもいました。このトンボ、前翅がこんなに破れているのですが、平気で飛んでいます。

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この日はミヤマアカネをたくさん見ました。陽の光のもとでは本当に鮮やかに見えますね。

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遠くだったので、初めモズだと思ったのですが、撮影してみるとノビタキでした。もうやってきたのですね。

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近くにはホオジロもいました。水浴びでもしたのでしょうか。翅が濡れているようです。

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河原にはイカルチドリがいました。しばらく鳥を見ずに、虫ばっかり撮っていたので、ちょっと新鮮な気持ちです。

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川が小さな滝みたいになっているところでは、ダイサギが粘っていました。私もなんとか魚をくわえたところを撮ろうと粘っていたのですが、ダイサギの方が先に諦めてしまいました。

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マメアサガオが咲いていました。小さい花で可愛いですね。

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これはムベの実ですね。いくつもぶら下がっていました。

遠くへ行かなくても、近くでも秋を十分に味わえますね。

前回に引き続いて、河内長野市にある大阪府立花の文化園の中での虫撮りの結果です。花の文化園には池があちこちにあって、トンボが多かったのですが、その他の虫もいっぱいいました。

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これはホシミスジです。地面のわずかに濡れたところで吸水している様子です。

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ツマグロヒョウモンもたくさん飛んでいました。

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こちらはダイミョウセセリです。葉裏に止まっていたので、ちょっと逆光になってしまいました。

でも、力を入れて撮影したのは・・・。

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オオスカシバが吸蜜に来ていたので、なんとか撮影しようと思って粘ってみました。でも、こんなところが精一杯という感じです。

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ついでにホシホウジャクだと思うのですが、やはり吸蜜に来ていたので、撮影してみました。ちょこちょこと動きまわって、ちっともじっとしてくれないので、なかなか難しかったです。

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散策路を歩いていて見つけました。シロスジベッコウハナアブという名前のアブみたいです。じっとしてくれたのですが、ちょっと暗くてブレてしまいました。

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そのすぐ横で、大きなハチが穴にもぐったり、穴を掘ったり、土をくわえたりと忙しそうでした。これはオオハキリバチというようです。

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最後はルリチュウレンジかな。じっくりと探してみると、もっともっと虫がいそうでした。

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