里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2014年08月

一昨日の散策のときに撮ったチョウとトンボなどの写真です。珍しいものはいないのですが、記録のためにちょっと出しておきます。

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出かけたのは午前10時頃だったのですが、最初はちょっと曇っていて、気温も今どきの季節にしてはちょっと低目でした。川に沿った土手を歩いていると綺麗なキマダラセセリが止まっていました。橙色の模様が緑に映えますね。

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続いて、チャバネセセリです。こちらも葉っぱの上に止まっています。

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気温が低いせいかモンキチョウも止まったままじっとしています。

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こちらはヤマトシジミです。

ところで、土手であれだけいっぱい飛んでいたウスバキトンボがほとんど見当たりません。

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土手のヘリの草をよく見てみると、いましたいました。こんな感じで草に止まっているウスバキトンボが全部で10数匹くらいはいるでしょうか。晴れて気温が上がるのを待っているのでしょうね。

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いつもの用水路沿いを歩いていました。こちらはハグロトンボが活発に飛び回っています。隣の畑ではシオカラトンボがうじゃうじゃ飛んでいます。少しずつ気温が上がってきたのかもしれませんね。

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歩いていると突然茶色いチョウが飛び出し、付近の草むらの中に隠れてしまいました。探してみると、こんなジャノメチョウでした。

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畑ではキアゲハが盛んに産卵していました。

後はおまけです。

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こちらはオオトビサシガメです。

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それに、ニホンカナヘビです。ヘビという名前がついていますが、トカゲ亜目に属していてトカゲに近い種類です。

昨日は久しぶりに晴れ間が見えたので、いつもの川の土手を歩いてみました。外はいつの間にか、秋の気配が漂っていました。

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道端にはセンニンソウが満開でした。でも、虫はまったく来ていません。

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隣にヘクサカズラも咲いていましたが、ここにも虫は来ていません。

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キバナコスモスにはクマバチが来ていました。

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いつものヤブガラシには、もう虫はほとんど来ていませんでした。代わりに、ママコノシリヌグイにちょっとだけ集まっていました。これはツマグロキンバエです。変わった形の口をしていますね。

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チャバネセセリも来ていました。長い口吻を伸ばして蜜を吸っているようです。

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でも、この日の主人公はこのミントの花でした。これはコモンツチバチかなと思われるハチです。

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そして、これはキンケハラナガツチバチのようです。

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ミントの花にはこんな蛾も来ていました。シロオビノメイガです。

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これはクロアナバチという大型のハチです。蜜を吸うわけでなしに、葉っぱの間を這いまわっています。何をしているのでしょうね。

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水を引き入れている畑がところどころに見えます。一年間休ませているのでしょうか。そんな場所には決まってこのウキアゼナという花が咲いています。北米原産の水生雑草です。昭和29年に岡山県で見つかってから、東海から九州に分布するようになったそうです。でも、一面に咲いていると結構綺麗です。

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畑の脇にはこのクサネムの花も咲いていました。

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道端にはタカサゴユリもあちらこちらで咲いています。このユリも知らぬ間にどんどん増えていきますね。

昨日は久しぶりに晴れて、真夏が戻ってきた感じでした。35度はあろうかという午後、大池の周りを歩いて虫を探してみました。さすがにこの暑さの中で歩いている人はほとんどいません。でも、池にはトンボがいました。

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まず、咲くやこの花館の前の池です。イトトンボでもいないかと探し回ったのですが、やっと1匹だけみつけました。ちょっと模様がはっきりしないのですが、クロイトトンボの♀かなと思います。

大池に行ってみました。シオカラトンボはたくさんいるのですが、意外にほかのトンボの姿は見かけません。

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やっと小さなシオカラトンボのような姿のトンボを見つけました。胸に黄色の帯が二本あります。コフキトンボの♂です。これは珍しいなと思って撮影しました。鶴見緑地では初めてです。

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岸辺に草が生えている付近までいると、トンボがあちこちに止まっていました。その中で、タイワンウチワヤンマがいました。距離は近かったのですが、茂みの向こう側に止まっていて、風に揺れてゆらゆらするので、なかなか写せません。ちょうど、姿が見えるタイミングを狙ってシャッターを押しました。

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杭に止まっているのはもっぱらウチワヤンマの方でした。こちらは距離があってなかなか綺麗に写りません。

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トノサマバッタもいました。写真の色合いがいかにも暑さを感じさせますね。でも、本当に暑かった。

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サクラの木にキマダラカメムシが止まっていました。昨年、奈良の唐招提寺で見て、これで2回目です。南蛮渡来の侵入種として知られていて、原色日本カメムシ図鑑第1巻が出た1993年には長崎、福岡、佐賀、五島列島で見られると書いてありましたが、第3巻が出た2012年には滋賀県まで定着、愛知、東京でも記録があると書いてありました。サクラやカキなどにつくそうです。色は綺麗なのに、侵入種なのですね。

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セミはほとんどがアブラゼミ。それにクマゼミがちょっとという感じでした。

4-50分歩きましたが、あまりの暑さで、すぐに咲くやこの花館の高山植物室に逃げ込みました。

台風とその後の雨で、能勢地方では一時間に何十ミリという大雨が2度も降りました。私が時々行くフィールドなので気になって、昨日の午後ぶらっと妙見・黒川あたりを歩いてみました。

車で妙見ケーブル駅に着くまでに2箇所ほどがけ崩れの修復作業をしていました。ところが、ケーブル駅の駐車場はほとんど満杯状態。家族連れでにぎわっていました。ここに駐車し、新滝道コースという沢沿いの道を行こうとすると、駅員さんが、途中の神社の裏手で土砂崩れがあって、今、通行止めになっていますよと教えてくれました。途中で引き返すからと言って、ゆっくりと登っていきました。

今の季節、チョウもトンボも全く飛んでいません。仕方なく、道沿いの花を写すことにしました。

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何の気なしに撮ったこの植物。図鑑がないのでよく分かりませんが、ネットで調べると、地衣類ハナゴケ科のコアカミゴケというのに似ています。本当は先端に赤い花のような子器というのをつけるようです。

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大きな口を開けているようなこの花はアキノタムラソウです。

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キンミズヒキも近くから撮影すると、バラ科というのが納得いきますね。

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道端に変わった花が群生していました。以前も見たことがあるナンバンハコベです。

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上を向けるとこんな花です。ナンバンという名前がついていますが、特に最近の帰化植物というわけではないようです。

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花の後はこんな実がなるようです。

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そのナンバンハコベの花に蛾が止まっていました。おそらくエゾギクトリバかなと思うのですが、特に、蜜を吸うわけでもなく、休息のようです。

そうこうしているうちにもう神社のところについてしまいました。ここで、引き返すことにしました。ケーブル駅のところまで戻って、これから日本一の里山黒川を歩いてみることにしました。途中、自動車道路に出ると、車も人もこれから先は通行止めになっていました。そこで、いつものように黒川沿いを歩いていくことにしました。

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こちらはひらけているので結構虫に出会えます。まず、ヤブガラシに来ているヤマトアシナガバチです。

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続いて、川沿いの日陰にはマユタテアカネの未成熟♂がいました。

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畑の脇にはオオシオカラトンボ、

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それに、シオカラトンボがいます。ギンヤンマやウスバキトンボも飛んでいたのですが、残念ながら撮れませんでした。

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いつもの用水池にはコールダックが元気そうに泳いでいました。どなたかが放したのでしょうか、昨年ごろからいます。

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ここからは林の中の道になります。まず、サトキマダラヒカゲがいました。

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それに、ヒメウラナミジャノメです。

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赤とんぼもいます。これはマユタテアカネの♀です。

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それにネキトンボ♀です。

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ニホントカゲもいました。尻尾の青色がやけに綺麗でした。

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そして、今日の目玉、ゴイシシジミがいました。小さな青いシジミが飛んでいるなと思ったら、近くの茂みの中に止まりました。そっと覗いてみると、このチョウでした。ゴイシシジミは初めてだったので、ちょっと興奮しました。しばらく待っていたのですが、このまままったく動かないので、ちょっと名残惜しかったのですが、この場を去ることにしました。長年、黒川を歩いているのですが、ゴイシシジミがいるのを初めて知りました。

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後は帰りがけに見たニラの花と、

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クワガタの♀です。アカアシクワガタかなと思ったのですが、よく分かりません。

2時間ほどの散策でしたが、日差しはかなり強くてだいぶ日焼けをしてしまいました。

昨日、また近くの川の土手にハチの撮影に行きました。この季節はチョウもトンボも少ないので、ハチが一番撮影に向いている感じです。

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河原はこの間の台風ですっかり姿を変えていました。河原に生えていた草は圧倒的な水量ですべてなぎ倒されています。わずかに土手に生えているヤブガラシにハチが来ていました。コアシナガバチです。アシナガバチはみな怖いのですが、このハチだけは小さくて可愛いので、つい接近して接写で写してしまいました。

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今日はヤブガラシより、ミントの方にハチが集まっていました。このハチはカバオビドロバチというハチです。黄色の模様がついた鎧を着ているような感じです。

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こちらはオオモンツチバチですね。ツチバチの仲間はくねくねと体をよじながら花にまとわりついています。

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この間も見たアメリカジガバチもいました。これもミントの花に来ています。

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シラホシトリバという蛾の仲間もいました。これが飛ぶ姿はまるで金色の小さな玉が飛んでいるようです。

いつもの石垣のところに行ってみました。ここにくると途端に接写の目になってしまい、小さな虫ばかりを探し始めます。

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早速目に付いたのが、このシラホシコゲチャハエトリの♀です。

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近くには♂の姿もありました。

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これはホソフタホシメダカハネカクシという名前の甲虫の仲間です。ここでは時々見かけます。

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小さいアリもいます。おそらくトビイロシワアリではないかと思います。

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そして、いつものマダラノミバッタです。

この日はそのほかにもバッタの仲間をいくつか見ました。

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ヒシバッタの仲間はなかなか名前が分からないのですが、これはハネナガヒシバッタでしょうか。(←ヒシバッタではなく、イボバッタでしたね)

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こちらは翅の短いヒシバッタの仲間ですね。

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オカメコオロギの♀の幼虫ですね。オカメコオロギにも種類があるのですが、そこまでは分かりませんでした。

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そして、これはマダラスズの幼虫でしょうね。今頃はやはり幼虫が多いみたいです。

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最後にはモリチャバネゴキブリの幼虫まで姿を見せました。

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