里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2014年01月

武田尾は兵庫県を流れる武庫川沿いで、両側が山に挟まれた、狭い峡谷にあるに温泉地です。福知山線の武田尾駅を降りた目の前が武庫川なのですぐに鳥見ができ、ヤマセミも時折飛んでくるということを知って、一昨日と昨日の2度行ってみました。私の家からは40-50分の距離のところにあります。

一昨日は、朝のうちは晴れていたのですが、武田尾に着くと曇ってしまいました。武田尾駅からは上流の方に向かって歩いて行きました。

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駅から歩いてすぐにこんな赤い吊り橋があります。そのまま県道327号線に沿って歩いて行きました。この道、途中から藪の中を通る細い山道に変わって行き、最後には道が崩落してなくなってしまいます。そのちょっと手前まで歩いてみました。

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川の中ではカワウが羽を広げて止まっていました。

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その横ではキセキレイがいます。いつでも、どこでも見られる風景です。

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そのそばにはイソシギがいてと思って何の気なしに撮影して、家に帰って写真を見たら、びっくり。イソシギ特有の白い模様がありません。図鑑で調べてみると、どうやらクサシギのようです。ちょっと距離が遠かったのと、イソシギだと思ったので、たった3枚しか撮りませんでした。クサシギは初めてだったので、うーむ、残念!

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歩いていると、いろいろな小鳥に出会えました。小鳥は動き回るのと空が曇っていたので、どれもブレていて写真は今一歩でした。これはヤマガラです。

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藪の中で青い鳥が動いたような気がしたので、見てみるとルリビタキのオスでした。青いオスの写真は撮ったことがなかったので、慌てて撮影したらこんな姿に。後は藪の中に入ってしまい、どれもピントが合っていませんでした。以前、ルリビタキを研究している方に聞いたら、青いオスは8-10羽に1羽ぐらいしかいないとのこと。しばらく近くをうろうろしていたのですが、出会えたのはこの一回だけでした。そばをミソサザイも通ったのですが、これも藪の中を動いていて、写せませんでした。オートフォーカスのコンデジの限界ですね。

その代わり、メス型のルリビタキは人懐っこくて、私の歩くそばからちょこちょこと顔を出してくれました。

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わずか2mほど先のところに止まっていてもなかなか逃げません。結局、この日はルリビタキばかりを撮ってしまいました。

昨日は朝から良い天気で、一昨日と同じように午前中に行ってみました。昨日取り損なった、クサシギ、青いルリビタキ、それに、ミソサザイを撮るためです。結果としては、驚くほど鳥が少なくて、クサシギの姿をちょっと見かけたほかは、普通の鳥を含め、ほとんど鳥の姿を見かけませんでした。

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そんな中でもメス型のルリビタキだけはちゃんと出迎えてくれました。結局、この日もルリビタキだけを撮って帰りました。晴れている日より、ちょっと曇った日の方が鳥は多いのでしょうか。

京都に来たついでに、深泥池と京都府立植物園に行ってみました。天気はあいにくの曇りだったのですが、気温は高く、着ていたダウンジャケットが暑すぎる感じがしました。

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深泥池は小さな池ですが、池全体の生物群集が天然記念物になっています。池沿いに半周ほど歩いてみたのですが、鳥はほとんど見かけませんでした。

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池にはヨシガモとマガモがいるだけ。ヨシガモは全部で15羽くらい、マガモは数羽ほど。とても静かな感じでした。池の周囲は細い道が通っていて、そこを車ががんがん通るので、落ち着いて撮影できません。

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池の周りにはツグミの群れが、

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そして、電柱にはトビがいました。

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深泥池を諦めて、植物園に行ってみました。いつもの池にはダイサギ、アオサギ、コサギ、マガモがいました。

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ダイサギはしきりに魚を捕ろうとしているのですが、空振りばかりでなかなか捕れない様子です。

生態園ではヒヨドリやカワラヒワがいっぱいいました。歩いていると、近くの茂みでがさがさと音がするので、覗いてみるとアオジでした。

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枯れ葉を一枚ずつめくって何かを探している様子です。

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イカルの鳴き声がするので、そちらの方へ歩いていくと、かなり高い木の上でその姿を見ることができました。木が高いので、撮影は大変です。

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池の周辺にはエナガの群れがいました。その中の一羽が枝に止まって、のんびりと毛づくろいなどを始めたので、じっくり撮影することができました。

天気はいま一つだったのですが、鶴見緑地に鳥を見に行きました。緑地に着いたときには、ちょうど晴れ間が出てきたので歩き始めたのですが、気温が低く、大変寒い散策になりました。

大池には相変わらず、カモ類が餌に群がっていました。その中で、ヒドリガモが盛んにヒューヒューと鳴いています。鳴いているところを写してみました。

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鳴いている姿はちょっと可愛いですね。

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バンがいました。バンは好きなので、つい写したくなります。カモに比べるとだいぶ小さいので、可愛い感じがします。最後の写真、脚が3本あるような感じですが、どうなっているのでしょう。

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池を離れて緑地の外周を歩いてみました。どこに行っても、ヒヨドリとカワラヒワばかりでしたが、ようやく、コゲラに出会えました。その他、シロハラ、シジュウカラ、メジロ、ツグミ、ハクセキレイ、キジバトなどがいました。

パークゴルフ場、乗馬苑を過ぎた頃から雨がぱらぱらと降り出しました。急いで、温室に逃げ込んだのですが、中が暖かいのでカメラが曇ってしまい、しばらく撮影ができませんでした。

今日の花で目立ったのは次の花です。

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最初の花はパボニア・グレドヒリイ(Pavonia gledhilli)という花で、アオイ科のパボニア属です。赤い花びらのように見える部分が顎で、中の灰紫色の部分が花だそうです。Wikipediaによれば、P. makoyanaとP. multifloraという花を19世紀に掛けあわせでできた花だそうです。

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次はヒビスクス・インスラリスというハイビスカスの花です。今見頃の花になっていました。これも、Wikipediaによれば、オーストラリア南部のフィリップ島という島の固有種だそうで、Philip Island Hibiscusと呼ばれています。この島で、もともと遺伝子型の異なる2つの株があっただけだったそうです。野生では種を作ることなく、園芸的に挿し木で増やされたので、未だに遺伝子型の数が増えていないとのことです。

昨日は天気が良かったので、久しぶりに淀川河川敷に行ってみました。この日のコースは阪急宝塚線の中津で降り、淀川の土手沿いに城北ワンドまで行く、片道6kmほどの道のりです。風もなく、暖かくて気持ち良い散歩になりました。

淀川の土手に沿って歩いていると、ヨシ原にスズメのような鳥が群れています。双眼鏡で見てみると、カシラダカのような感じだったのですが、とりあえず撮ってみようと思って、土手に座って近づくのをじっと待ちました。しばらくすると、群れが近くまでやってきました。

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撮影してみると、のどのところに黒っぽい模様のある見たことのないような鳥でした。家に戻ってから調べてみると、どうやらオオジュリンのようです。

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しきりに、ヨシの皮を剥いて中の髄をつついているようすです。ヨシが邪魔をしてなかなか姿を完全に見せることがないのですが、辛うじて写真が撮れました。

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地下鉄御堂筋線や東海道線の線路を過ぎた辺りからカモが見え始めました。

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だいたいはヒドリガモなのですが、よく見ると、川の中ほどをホオジロガモがいるのが見えました。しきりに潜っています。残念ながら、川岸は工事をしていて近寄れないので、土手からの撮影になってしまいました。

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やや岸に近いところではカンムリカイツブリの姿も見えました。

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土手を歩いていると、いきなり鳥が飛び出しました。そのまま、5mほど離れた草むらで首だけを出してじっとしています。

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逃げないように注意して回り込んで写すとこんな鳥でした。これはビンズイでしょうか。

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工事現場にはモズが飛び回っていました。

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「毛馬こうもん」という場所を過ぎると、ワンドが近づいてきました。

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やたらヒヨドリの姿を見るようになりました。

ワンドの辺りは狭い水路が巡っている感じで、あちこちに釣り客がいました。

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バンもあちこちで見られましたが、意外に鳥の姿は少なくなりました。

昼前に歩き出したのですが、途中、食事をするところがなくて、帰りも同じ道をたどったので、駅に着く頃には空腹と足の疲れでふらふらになっていました。

最近は寒い日が多くて、外に行くのが少し億劫になっています。それでも、この2,3日、家の近くをちょっとだけ歩いてみました。そのときに見た鳥や虫です。

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今日は河原に行ってみました。河原にはホオジロの番がいました。私が近づくとさっと二羽とも近くの茂みに逃げ込んだのですが、その近くで座って待っていると、やがて、メスの方がちょこちょこと動き出しました。オスの方は茂みの中でじっとしています。どうやらメスの方が警戒心が薄いようです。

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帰りにシロハラを見ました。今年、初めてです。昨年はいやっというほど見たのですが、今年は数が少ないようです。

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一昨日は住宅地の脇にある雑木林に行ったのですが、そこでは、アオジが群れをなしていました。茂みに入ってなかなか姿が見せないのですが、ようやく出てきたところを写してみました。


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林の中ではコンコンと木をつつく音がします。かなり大きな音だったので、ひょっとしてアカゲラかなと思って探してみると、こんな小さなコゲラでした。

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住宅地の上の方には用水池があるのですが、そこには、ハシビロガモやヒドリガモがいました。

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歩いている間に、クヌギカメムシの仲間に2匹出会えました。今頃でもいるのですね。

寒いけれど、外を歩いてみると、結構、いろいろな生き物に出会えますね。

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