里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2013年11月

今年の4月以来、久しぶりに甲子園浜に行ってみました。午前中は天気もよくて暖かかったのですが、午後からは黒雲が出て寒くなってきたので、早々に退散しました。

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駐車場に車を置いて、岸壁に上がってみると、まず初めに目についたのがユリカモメでした。2-3人のカメラマンもいます。いつも情報を聞く甲子園浜自然環境センターは11月30日まで工事のためお休み。

西側にカモの群れがいたので、そのまま海岸沿いを歩いて行きました。

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途中、波打ち際近くでハジロカイツブリ3-4羽が盛んに潜っています。いつもカンムリカイツブリばかり撮影しているので、この日は海岸に座り込んでじっくり撮影してみました。

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波打ち際ではユリカモメも盛んに潜っては何かを食べています。よく見てみると、どうやらカニのようでした。

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群れはスズガモでした。200羽くらいでしょうか。沖の方にはカンムリカイツブリもいましたが、ちょっと距離がありました。

引き返して、今度は鳴尾川の河口方面に歩いてみました。やはりスズガモの群れがいます。その近くにカンムリカイツブリがいました。今度は比較的近くです。 ほとんどは顔を埋めて浮かんでいるだけなので、顔をあげるまでそこで待っていました。

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もう夏羽はほとんどなくなっていました。

河口付近にはホシハジロがいっぱい浮かんでいました。

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小さな砂浜もいっぱいです。そこで、写真を撮っていたら、通りがかりの人にニ度も鳥の名前を尋ねられました。二人共、可愛いねを連発しています。よく見るとほかのカモも混じっていました。

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コガモとオカヨシガモです。

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岸壁を歩いていたら、テトラポットの上にいるイソヒヨドリにニ度出会いました。しきりにこちらを気にしています。

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モズもいました。

昨年の冬は通い続けたところで、あまり新鮮味はなかったのですが、それでもなんだかんだと鳥はいます。今回は様子見でカメラはコンデジ、しかも手持ちだったのですが、やはり沖の方にいる鳥を写すには三脚が必要だなと思いました。

この日見た鳥です。

スズガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツブリ、オオバン、カワウ、ユリカモメ、コサギ、アオサギ、イソシギ

イソヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ドバト、キジバト、ハシブトガラス、ハシボソガラス、モズ、セグロセキレイ、ハクセキレイ

昨日は気温が高く、朝から虫達が飛び回っていました。その暖かさにつられ、私も家の近くを歩いてみました。この日もいつもの通り、まず川の土手を歩き、それから、畑の中の道の散策です。ゆっくり撮影しながら歩いて、およそ1時間半ほどのコースです。

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河原ではツマグロヒョウモンが綺麗な姿を見せていました。

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土手にはヤマトシジミがたくさん飛んでいたのですが、ちょっと斑紋が変わっているので写してみました。

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バッタも飛び出しました。翅がずいぶん短いのですが、やはり、コバネイナゴでしょうね。

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川の片側が切り立って土手がなくなるところに、大きな木が何本か生えています。この木には昨年、ムラサキシジミが止まっていました。今年もいるかなと思って行ってみると、案の定、2匹が翅を広げて止まっていました。止まる方向が違うからか、色が少し変化して見えます。

土手を離れて用水路沿いの道を歩いてみました。

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ミヤマアカネはまだまだ健在です。真っ赤な姿を見せてくれました。連結している個体もいます。そのほか、アキアカネらしい姿も見かけました。

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水際にはハグロトンボも一匹だけですが、止まっていました。

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水面に降りたり上がったりしている虫がいます。ちょうど止まったところを撮影したのですが、ちょっと正体不明です。トビケラの仲間でしょうか。

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ヨモギの葉にはこんな虫がいっぱいいました。ヨモギハムシでしょうか。これはオスの方で、

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メスはみなお腹がはちきれんばかりになっています。

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それでもまだ交尾をしようというのか、あちこちでこんな姿が見られました。

最後におまけです。

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畑の中の道を歩いていると、茶色い鳥がサササッと茂みの中に入っていきました。キジのメスのようです。木が茂っていて、中がほとんど見えないのですが、あちらこちらから覗いてみると葉の隙間からようやくその姿が見えました。キジのオスはよく見かけるのですが、メスはなかなか見られないので、ちょっと嬉しい撮影です。

気温は10度。ちょっと寒い感じですが、ときおり晴れ間が見えるので、久しぶりに河原と畑を歩いてみることにしました。最近は、鳥見に、服部緑地、千里の公園、淀川河川敷などへ行ったのですが、いずれも空振りで、少ししょげています。むしろ家の近くを歩いたほうが何か発見があるかもと、少しだけ期待して歩いてみました。

さすがに寒くて、虫の姿はまったく見えません。

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歩道を歩いていると、地面にバッタがいるのが見えました。逃げるかもと思って、恐る恐る近づいたのですが、まったく動こうとしません。よく見ると2-3匹そんなバッタの姿が見えました。これはツユムシの仲間で、ヒメクダマキモドキというようです。寒いので動けなくなっているんだろうと思って、下を見ながら歩いていると、歩道で潰れている個体もたくさんいます。数えてみると20匹ほど。なぜ、わざわざ地面に降りてきたのでしょう。

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河原に着くと、イソシギの姿が見えました。胸から腹にかけての白さが目立ちます。ちょこちょこと動き回ってちっともじっとしてくれないので、写真がなかなか撮れません。

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ふと右手を見ると、アオサギの姿も見えました。こちらはじっとしています。

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河原から2羽の鳥が飛んできて、畑の縁にある石垣に止まりました。ホオジロのオスとメスです。1mほど離れて止まり、時々、お互いを見合っています。

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寒いのか首を縮めると本当に小さく見えます。

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そんな仲睦まじいホオジロの横に、突然、セグロセキレイが2羽がやってきて止まりました。別に何をするわけでもなく、単なる嫌がらせのようです。やがて、ホオジロはどこかに飛んでいってしまいました。

鳥の撮影をしていると突然声をかけられました。「うちの花も写してくれない?」
畑で作業をしていたおじさんが指差す方をみると、大きな花が咲いていました。

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高さ2-3メートルもあるような大型の花です。「皇帝ダリアというんだけど、立派でしょう。今頃、咲くんだけど、霜にやられるといっぺんに駄目になってしまんだ。」

近寄って写真を何枚か撮らせていただきました。

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以前、植物園では見たことがあったのですが、こんなに身近なところで咲いているとは思いませんでした。間近で見ると、圧倒されてしまいます。

お礼を言って、もう少し先を歩いてみました。昼近くになり、チョウも少し飛び始めました。

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ヒメアカタテハは地面に止まって日向ぼっこです。今頃のチョウの撮影は楽ですね。近づいても全く逃げません。

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ベニシジミもボロボロの個体もいるのですが、こんな綺麗な個体もいました。

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モンキチョウもこんな姿でじっとしています。

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名前の分からない小さなハチ?です。これは元気に飛び回っていました。

この日はアキアカネらしいトンボを1匹見ただけで、ほかのトンボは見かけませんでした。チョウは、ほかにモンシロチョウ、ヤマトシジミなど。ハエはいっぱいいるのですが、ハチアブの姿はほとんど見かけません。いよいよ冬が近づいてきましたね。

寒い一日でしたが、それでも陽が当たると少し暖かさが感じられる日でした。晴れたり曇ったりを繰り返していたのですが、2週間ぶりに家の周りを歩いてみました。

朝9時半に家を出たのですが、寒いからか虫の姿はほとんど見られません。とぼとぼといつもの川の土手を過ぎ、畑の中の道を歩いていると、やや大型の鳥が飛んできて、近くの畑に着地しました。

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久しぶりに見るキジです。もう少し近づこうと思ったのですが、うろうろしているうちに見失ってしまいました。でも、お陰で少し元気が出てきました。

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近くにホオジロの姿も見えました。

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やや歩いていると、遠くの木でもホオジロが盛んにさえずっていました。

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そこにアオジがやってきました。上にいるホオジロをしきりに気にしているようすです。

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と、突然、ホオジロがアオジに襲いかかろうとしました。アオジはあわてて逃げ出します。

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2羽の間で何があったか分かりませんが、アオジはその後ちょっと離れた枝にすまして止まっていました。

10時半を過ぎると陽の光もだいぶ暖かくなってきました。すると、あちこちで虫の姿が見られるようになりました。

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モンキチョウです。

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モンシロチョウ。

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それに、ウラナミシジミです。どれもまだ動きが鈍い感じでした。

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トンボも出てきました。ミヤマアカネです。

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用水路の脇ではハグロトンボもいました。

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アキアカネだと思うのですが、畑の横のちょっとした水たまりでしきりに産卵をしていました。

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名前は分からなかったのですが、ハナアブの仲間でしょう。日向ぼっこの最中です。(追記:ネットで調べると、アシブトハナアブ♀黒化型というのに似ています)

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これはナガコガネグモ。

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そして最後はツルウメモドキです。寒いながらも、家の近くを歩くだけで結構楽しめました。

西大寺から、垂仁天皇陵、唐招提寺までの散策の続きです。今回は虫を中心に紹介します。

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西大寺住宅地の生け垣の近くを飛んでいる虫がいました。よく見るとここかしこで飛んでいます。止まったところを撮影してみるとこんな虫でした。家に帰ってから調べてみると、ミノウスバというマダラガ科の蛾でした。上がメス、下はオスです。盛んに飛んでいる方がメスで、葉に止まってじっとしている方がオスでした。マサキが食草なので、産卵をしようとしているのでしょうか。

垂仁天皇陵から唐招提寺にかけての歴史の道沿いには、セイタカアワダチソウがたくさん咲いていて、チョウやハチがいっぱい来ていました。

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ツマグロヒョウモンのメスです。

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こちらはオスの方。

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ウラナミシジミも何匹か来ていました。まだ新鮮な感じです。

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しばらくすると、1匹のヤマトシジミ♂(右上)がウラナミシジミ♀(左下)に接近してきました。

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一瞬のことだったので、しかも、肝心のところがブレてしまっていてよく分からないのですが、交尾でもしようと思って近づいたのでしょうか。

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セイタカアワダチソウに蛾が来ていました。翅の模様からヤガ科のマメチャイロキヨトウのようです。この蛾は、夜活動する蛾だとばかり思っていたのですが、昼間、こんな風に吸蜜しているところを見るのは初めてです。

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ヒメジュウジナガカメムシもたくさんいました。

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これは住宅の玄関に置いてあった花に来ているイチモンジセセリです。長い口吻を伸ばしてしきりに吸っています。

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トンボはアキアカネが少し見られた程度でした。

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唐招提寺の境内を歩いていると、売店の壁にカメムシが止まっていました。クサギカメムシだろうと思ったのですが、少し大きいようなので写真を撮ってみるとキマダラカメムシでした。私の住む北摂の里山では見たことがありません。先日、市街地の公園ではよく見かけるという話を聞いたばかりだったので、どんなカメムシかなと思っていました。意外に大きい感じです。キマダラカメムシは南方系の外来種で、ここ10年で急速に北上を続けているようです。図鑑には、滋賀県まで定着していると書いてありました。

11月になったので、虫はあまり期待していなかったのですが、結構、見られて満足です。

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