宇治市植物公園の続きです。11月も終わりになると、花など温室に行かないとないものと思っていたのですが、さすがに植物園です。ハーブ園にはいろいろな花が咲いていました。

シソ科のチェリーセージです。赤い花が目立ちます。アメリカのテキサスからメキシコのかけての高地に育つ植物です。
やはりシソ科のメキシカン・ブッシュ・セージです。中央メキシコから東部にかけて分布しています。高さ2mほどにも育ちます。
シソ科のインディゴスパイアーです。これはカルフォルニアの植物園で初めて見つかりました。メキシコ原産の2種類のサルビア属の植物がかけ合わされてできたそうです。
シソ科のクリーピング・ローズマリーです。地中海原産のローズマリーの園芸品種で、地面を這うように広がります。
おなじみのサフランです。地中海原産のアヤメ科です。中心の赤い糸状のメシベは香料・染料として用いられ、料理にも色や香り付けのために用いられます。強い黄色の色はα-クロシンと呼ばれるカロチノイド系の色素によるものです。
スミレ科のニオイスミレです。ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産です。花に甘い香りがあって、そこから匂いの油をとることができます。花からとった油はViolet essential oil、葉からとったものをViolet leaf oilと呼んでいます。撮影しているときは夢中だったので、匂いを嗅ぐのを忘れていたことを後から気が付きました。
ハーブには小さな花が多いのですが、ふと離れたところを見るとやたらに大きな花が咲いているのが見えました。何だろうと思って近づくと

コダチダリアという大型のキク科の花でした。この花はメキシコ以南からコロンビアに自生しています。大きなものでは高さ6mにもなるそうです。この植物園のものは高さ2m位で花が見やすいのですが、6mにもなると遥か上方で見えにくくなりますね。花期が11月から12月で花が少ない時期に咲くので、最近はどこの植物園でも植えられているようです。
アフリカ原産シソ科のレオノチスです。丈が2mほどもあります。英語ではLion's earとか、
Lion's tailと呼ばれています。アフリカでは薬用に使われていたほか、葉や花はタバコの代用として使われていたそうです。
マツブサ科のサネカズラです。関東以西で自生しています。蔓から粘液を取って整髪剤に使われたことからビナンカズラとも呼ばれるそうです。
このアセビのような花をつけている木はイチゴノキです。ツツジ科の植物です。地中海から西ヨーロッパ原産で、英語ではstrawberry treeといいます。なぜ「イチゴノキ」などという名前が付いたのかというと、
この赤っぽい実のせいです。植物園の木にも花に隠れていくつか付いていました。この実は成熟が遅いので、前の年の実が翌年の花と同時に見られるという変わった植物です。
センダンの実です。池の傍で木いっぱいに付けていました。日本でも南の方では自生していて、センダン科に属します。葉には強い除虫作用があるので、農家では実際使われていたようです。
最後に、

林全体が茶色に染まったような感じがするラクウショウです。木の下には落ちた葉が敷き詰められて、まるで絨毯のようなふかふかな感じがしました。こういう林にいると心が癒されます。
それでは、植物園の花はこれで終わります。

シソ科のチェリーセージです。赤い花が目立ちます。アメリカのテキサスからメキシコのかけての高地に育つ植物です。

やはりシソ科のメキシカン・ブッシュ・セージです。中央メキシコから東部にかけて分布しています。高さ2mほどにも育ちます。

シソ科のインディゴスパイアーです。これはカルフォルニアの植物園で初めて見つかりました。メキシコ原産の2種類のサルビア属の植物がかけ合わされてできたそうです。

シソ科のクリーピング・ローズマリーです。地中海原産のローズマリーの園芸品種で、地面を這うように広がります。

おなじみのサフランです。地中海原産のアヤメ科です。中心の赤い糸状のメシベは香料・染料として用いられ、料理にも色や香り付けのために用いられます。強い黄色の色はα-クロシンと呼ばれるカロチノイド系の色素によるものです。

スミレ科のニオイスミレです。ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産です。花に甘い香りがあって、そこから匂いの油をとることができます。花からとった油はViolet essential oil、葉からとったものをViolet leaf oilと呼んでいます。撮影しているときは夢中だったので、匂いを嗅ぐのを忘れていたことを後から気が付きました。
ハーブには小さな花が多いのですが、ふと離れたところを見るとやたらに大きな花が咲いているのが見えました。何だろうと思って近づくと


コダチダリアという大型のキク科の花でした。この花はメキシコ以南からコロンビアに自生しています。大きなものでは高さ6mにもなるそうです。この植物園のものは高さ2m位で花が見やすいのですが、6mにもなると遥か上方で見えにくくなりますね。花期が11月から12月で花が少ない時期に咲くので、最近はどこの植物園でも植えられているようです。

アフリカ原産シソ科のレオノチスです。丈が2mほどもあります。英語ではLion's earとか、
Lion's tailと呼ばれています。アフリカでは薬用に使われていたほか、葉や花はタバコの代用として使われていたそうです。

マツブサ科のサネカズラです。関東以西で自生しています。蔓から粘液を取って整髪剤に使われたことからビナンカズラとも呼ばれるそうです。

このアセビのような花をつけている木はイチゴノキです。ツツジ科の植物です。地中海から西ヨーロッパ原産で、英語ではstrawberry treeといいます。なぜ「イチゴノキ」などという名前が付いたのかというと、

この赤っぽい実のせいです。植物園の木にも花に隠れていくつか付いていました。この実は成熟が遅いので、前の年の実が翌年の花と同時に見られるという変わった植物です。

センダンの実です。池の傍で木いっぱいに付けていました。日本でも南の方では自生していて、センダン科に属します。葉には強い除虫作用があるので、農家では実際使われていたようです。
最後に、


林全体が茶色に染まったような感じがするラクウショウです。木の下には落ちた葉が敷き詰められて、まるで絨毯のようなふかふかな感じがしました。こういう林にいると心が癒されます。
それでは、植物園の花はこれで終わります。