里山日記

北摂の里山近くに住んでいます。里山をぶらぶら歩きながら撮った虫や鳥、花の写真を載せています。時には旅先で撮った写真も載せます。

2012年10月

今日は久しぶりに甲子園浜に行ってみました。

実は、はじめ淀川河川公園に行ってみたのですが、何もいなかったので、
ついでにと思って甲子園浜に来てみたのです。
その間、車で移動したので20分くらいだったでしょうか。

甲子園浜に着くと、引き潮になっていて、磯がだいぶ姿を現していました。
磯には親子連れが水遊びをしていました。
その周りにはユリカモメがいました。コサギの姿も見えました。
若いウミネコが離れた岩の上でじっとしていました。
静かな海辺でした。

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これはユリカモメです。

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このユリカモメはカニをくわえているようです。
全部で10数羽くらいいましたが、まだ少ない感じです。

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コサギです。1羽だけ磯にいました。

自然環境センターに寄って状況を聞いてみました。
スズガモとホシハジロの群れが来たばかりのようです。

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土手沿いを歩いていると,、果たしてスズガモの群れに出会いました。
全部で2-300羽くらいはいたでしょうか。
広がっていた群れがひと塊りになるとき、一列になって移動していきました。

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スズガモのメスです。くちばしの両側が白くなっています。

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スズガモの群れを過ぎると、今度はカンムリカイツブリがいました。
3羽ほどいて、ときどき潜っては浮かんで、それを繰り返していました。
鳴尾川の河口近くに近づくと、カワウやいろいろなカモが現れ始めました。

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ヒドリガモのメスです。くちばしの先が黒くなっていますね。

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コガモのメスです。群れがいるようでしたが、全部でどのくらいいたのかは分かりませんでした。

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ホシハジロです。100羽前後の群れがいたようです。

そのほか、オナガガモ、ハシビロガモ、カルガモ、アオサギなどもいましたが、数は少ないようでした。

海岸のテトラポットの上では、

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そう、イソヒヨドリがいました。


我が家周辺の散歩です。
田んぼの稲刈りもすみ、すっかり秋らしくなってきました。山の紅葉はまだこれからという感じです。

歩き始めると、小さな川にかかった石橋にハチが止まっていました。
近づくのは怖いので、ちょっと離れたところから望遠で撮影していました。
ふと見ると女性が橋の中ほどで、私が写真を撮り終わるまでじっと待っているのに気がつきました。
どうぞと手で合図して先に行ってもらいました。

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セグロアシナガバチといって、翅の下の背の部分が黒いのが特徴です。
大型のアシナガバチで、こんなのが周りをぶんぶんいって飛ばれると思わず体を引いてしまいます。

川の土手にはセイタカアワダチソウが咲き乱れています。
そこには無数のハチが来ていますが、その中でも大きなハチが、
体をくねらせるようにして花の間を動き回っています。

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オオハラナガツチバチといいます。触角が長いのと胴体が長いのが特徴です。
このハチは花に夢中で、近づいても意に介しないので、近づいて撮影できます。

畑の端に植えてある木のてっぺんで、ヒッヒッと鳴く声がしました。
ジョウビタキかなと思って声の方角を見てみると、メスのジョウビタキでした。
ジョウビタキはオスもメスも同じように鳴くのですね。

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なおも歩いているとあちこちに大きなクモの巣が張っています。
秋になると俄然目立つ巣で、真中に大型のクモがでんと構えています。

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ジョロウグモです。黄色と黒の独特の色合いやその大きさからすぐに分かります。
このクモは三重に網を張ると聞いたことがあります。自分がいる網の前後に一枚ずつ小さな網を張るのです。
オスとメスの大きさはずいぶん違っていて、でんと陣取っているはメスの方で、
オスは子供のように小型で、メスのいる網に1、2匹ついています。

畑のなかの畔道を歩いていると突然、大型のバッタのような虫が飛び出しました。
しばらく飛ぶと植木に止まり、望遠で見てみると、なんとカマキリでした。
カマキリが飛んだのをあまり見たことがなかったので、びっくりしました。

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この写真からはオオカマキリかチョウセンカマキリか分かりませんが、どちらかでしょう。

散歩もだいぶ終わりに近づいたころ、畑の畔を茶色の小型の動物がさっと横切り、
近くのコスモスの茂みに隠れました。
近づいてじっと待っていたところ、茶色の毛がなにやら動き回っています。

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イタチです。正式にはニホンイタチというそうです。
なんとか茂みを出てこないか、待ち続けたのですが、茂みの中を動くだけでなかなか姿を現しません。
10分ほど待って、とうとう根負けしてしまいました。

およそ1時間半の散歩でした。

これは何の花か分かりますか。

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かわいい花ですね。花弁は白くて先端は三つに割れています。
でも、これは拡大して撮影したからで実は小さな花なのです。

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全体はこんな感じで、ハキダメギクといいます。
畑や道端でよく見られますが、花が小さいのであまり目立ちません。

熱帯アメリカ産の帰化植物ですが、どうして「掃溜菊」なんて名前をつけたのでしょうね。
実は、命名者はあの有名な牧野富太郎博士なんです。
掃溜めに生えていたからでしょうが、帰化植物は時としてこんな名前が付けられます。
イヌノフグリやブタクサなんかもその類(たぐい)でしょうね。



畑の中を歩いていると、センダングサとセイタカアワダチソウがやたら目につきます。

今日はそのうちセンダングサを調べてみました。センダングサは「ひっつき虫」の一つで、細長い種から2本の角が出て、それに逆向きにとげが生えています。衣服に付くとなかなかとれません。

よく見てみると、私の散歩道には次の3種類あることが分かりました。

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まずはアメリカセンダングサです。花の周りに大きな葉のような総苞が出ています。
図鑑には花の周辺に小さな舌状花があると書いてありますが、ほとんど筒状花ばかりに見えます。

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今は咲いている花はほとんどなくて、みなこの写真のような姿になっています。

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種は2本の角が出た幅広い形です。

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これはコセンダングサです。総苞片が目立ちません。花は筒状花ばかりです。
歩いていて一番多く見られました。

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種は長細い形をしています。

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白い花びらのある種類はコシロノセンダングサ(シロバナセンダングサ)といいます。
コセンダングサの変種です。数は少ないのですが、ところところで見られました。

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種はやはり細長い形をしています。

この3種類はみな帰化植物です。アメリカセンダングサは北米原産、
コセンダングサは熱帯アメリカ原産、コシロノセンダングサは温帯から熱帯まで広く分布しています。

冬の使者到来!

「冬の使者」といったら怒られるかなジョウビタキが北摂の我が家にも登場です

我が家周辺では、例年、11月初めごろから見かけるので、今年は少し早いかなと思って、ブログを検索してみたら大阪市内では10月半ばにもう見られているのですね

きのうの朝、家の周りを歩いていると、ヒーヒーという鳴き声が聞こえるので、よくよくその方向をみると、木のてっぺんにジョウビタキのオスが止まっていました。なかなかこちらは見てくれなかったのですが、とりあえずパチリ。


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いよいよ鳥のシーズン始まりですね

今年の1月4日に急に鳥を見たくなって甲子園浜に行きました。大変寒かったのですが、鳥間近に見ることができ感激でした。それで、翌日また甲子園浜に行ってしまいました。

そんなこんなで、今年は
甲子園浜・香枦園浜に12回、昆陽池に5回、琵琶湖に4回、そのほか、福島大池、鶴見緑地、南港野鳥園、東京湾野鳥公園、葛西臨海公園などを巡り歩きました。

今年も、11月頃から鳥のシーズンが始まると楽しみにしています。ちょうど虫や花が終わるころ鳥が始まるので、一年中、楽しめますね。




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