秋も深まって来ると、咲いている花も少なくなってきます。そんな里山を歩いて花を探してみました。

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今回の目的の一つはヨメナとノコンギクの違いを調べるということでした。ヨメナはヨメナ属、ノコンギクはシオン属で、「日本の野生植物」の検索表によると、ヨメナ属はそう果に短い冠毛があり、シオン属は長い冠毛があるという違いがあります。それを調べてみました。

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種の根元にわずかだけ冠毛が見えています。

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これもよく見ると、極々短い冠毛があります。

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これは花を拡大したものです。周辺の花びらは舌状花、にょきにょきと飛び出しているのが筒状花で、短い花びらが見えています。中心はまだ開いていない筒状花です。

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こちらの花も調べてみました。

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これには長い冠毛があります。これがたぶんノコンギクかもしれません。

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これも花の拡大です。筒状花の花びらがよく見えます。その根元あたりに糸のように伸びているのが冠毛なのでしょうか。

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これはアリタソウのようです。

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これもアリタソウかなと思って写したのですが、拡大して見るとまるで違います。まだ、名前が分かりません。

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畑の横で変な花を見つけました。

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横から見るとキク科みたいですね。「日本帰化植物写真図鑑」で調べてみると、カッコウアザミという熱帯アメリカ原産の外来種のようです。図鑑によると、和歌山県以南で帰化状態と書かれていますが、大阪北部でも自生していました。

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茎にはこんなに毛が生えています。

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山道を歩くとフユイチゴに実がいっぱいついていました。

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最後はイタドリの種です。陽が当たってきれいに光っていたのですが、写真に撮ると大したことがないですね。